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ウェスタンプロダクトに用いられる素材の中で、最も重要な素材の一つが「レザー」です。
ウェスタン=レザープロダクトと考えられるほど、ウェスタンプロダクトにとってポピュラーな素材ですが、その種類については、一般的に「牛革」程度の認知しかされていません。しかし、実際の所は牛革に限らず、その種類・性質・風合は多岐にわたり、それぞれに個性豊かな魅力を持ったレザー達が、プロダクトの素材として多種多様に用いられています。
ここでは、ファニーのこだわりの一つであるレザーの中から当社製品の素材としてよく使用される、代表的なレザーをご紹介します。風合い・表情・質感から色の深み・発色まで実に多様で魅力的なレザーが存在する事をご理解頂けると思います。 |
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ラフアウトレザー:
日本では通称ベロアとよばれている革材に比較的近い革で、成牛の皮革繊維層を一定の厚みで漉いた床側の材料です。
ベロアとの決定的な違いはファニーラフアウトレザーは圧倒的にヘビーゲージであると言う事。
ベロアというと一般的に銀面側の余分を再利用しているといったネガティブイメージで語られることが多い様ですが、ファニーラフアウトレザーはベロアとは一線を画した厚みとしなやかさそして豊かな色調から暖かみと耐久性をあわせ持ったネイティブイメージレザーの代表として高い評価をいただいています。 |
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グローブレザー:
1級の原皮のみを使用し、しなやかで且つ強靱な仕上げからスムースレザーと言う別名で呼ばれることもありますが、ファニーではアメリカンスポーツの代表、ベースボールのグラブ(グローブ)を仕立てるための皮材を使用し、あえてグローブレザーという名称にこだわっています。
表面は傷隠しの化粧を一切施さない事を信条とする“素上げ”と呼ばれる牛の生命感を感じさせる仕上げ方法です。
一般に素上げは着色が難しくごまかしの利き難い仕上げ方法ですが、ファニーのグローブレザーは発色が良く素地の良さを存分に味わえるフィニッシュです。 |
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ヌバック:
日本ではベロアやスウェード(銀面の有る革の裏側使い)と言った起毛仕上げに表面処理された革材の1種として混同されて語られる場合が多い様ですが、ヌバックの定義は革の銀面を特殊なブラシで起毛させ他の起毛素材とは比較にならない程の滑らかな手触りをもつことが挙げられます。
銀面の物性を極力損なわないよう加工を加えていますので、見た目以上に丈夫である事も特長の一つです。
傷隠しのやり易い仕上げですがファニーのヌバックは1級の原皮を使用して耐久性や見た目の高級感もアップしています。 |
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タタンカ:
アメリカンバイソン(バッファロー)を平原インディアンの言語でTATANKAと発音します。
アメリカ大陸最大の陸生動物といわれる巨大な体躯を持つアメリカンバイソンの中でも極厚の原皮を使用。野性味あふれるシュリンク/オイル仕上げはディアスキンと並んでまさにネイティブアメリカンのアイコン的表情を醸し出してくれます。見た目通り非常に丈夫な事で有名です。日本ではこれ程の厚みとオイル仕上げによるしなやかさを合わせ持った革材は手に入り難いといわれています。 |
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ディアスキン:
英語では一般的に生体や鞣し等の加工を施していない“皮”をSKIN、逆に鞣し等の人工的な加工を施して耐久性やそれぞれの製品の特性を高めた“革”をLEATHER、と大別して表記されている様ですが繊細な繊維構造をもつオジロジカ/アカシカの皮をなめした物はディアレザーとは呼ばずディアスキンと称されます。
この事からもわかる通り柔らかくしなやかさを持つディアスキンは手のひらに吸い付くようになめらかでまるで生き物の様です。
さらにファニーでは究極の手触りと素上げの質感に妥協をゆるさずアメリカのタンナ−と協同して絶妙のオリジナルオイル仕上げを完成させています。 |
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ヘビーディア:
ネイティブアメリカンを象徴する様な素材がディアスキンです。その野性味をひきたたせるためにときには裏打ちなどいっさい施さずに一枚革つかいで使用したいものですが、近年へヴィ−ゲージかつ肌理の細かい原皮は市場においても減少の一途をたどり稀少価値は増すばかりです。ファニーでは独自のルート開拓で入手した極厚の原皮を贅沢に使用したウルトラヘヴィ−ゲージディアを御用意させて頂きました。
もちろん繊維のしなやかさや、究極の手触りを発揮するオイル仕上げはディアスキンと同様です。またこのシリーズにはスモークドと呼ばれる本当に薫製処理した銀面をもつ本格的なモデルも御用意しており本物のスモークの香と染料では表現しきれない味わいをお楽しみいただけます。 |
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アンボーン:
直訳すると“ハラコ”。アパレル市場では数年に一度必ずトレンドレザーとして巷に溢れますが、ファニーではウエスタンを象徴するような素材として定番的に人気の素材です。
自然の柄生きの為世界中に二つと同じ製品が無いという楽しみ方もできます。 |
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プリンテッドヘアカーフ:
仔牛の毛皮に様々な動物の模様を染めあげたもので、市場にでるプリントものとしては原皮の状態、鞣し方法、など品質は最高のものです。特に仕上げの上品な発色のよさはさすがイタリア産と思わせる風格があります。 |
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エレファント:
エキゾチックレザーの中でも特に人気の高いファニーのエレファントは希少性の高いアフリカンエレファント。
国際自然保護連合により絶滅危惧種に指定されワシントン条約にて国際取り引きが規制されていますが、近年の調査によりジンバブエ(ザンベジ河周辺)に集中して20万頭の生息が確認され、逆にその地域の環境保護の目的で、ある一定数の捕獲と国際取り引きが認められるようになりました。
ファニーではもちろん正規ルートで流通しているものを、その中でも上質の原皮のみ厳選して輸入し非常に高い実績を持つ専門のタンナーとの技術交流によって、原皮の持つ象革独特の特長である美しいシボ(規則的なしわによる紋様)や揃った粒状の表面テクスチャーを最大限引き出してオリジナルレザーとして完成させています。 |
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オーストリッチ:
高級皮革の代名詞のように語られるオーストリッチですが、ファニーはその中でも世界最高峰のステイタスを誇る南アフリカ/クラインカルー社製の皮革をチョイスしています。
美しく整えられたクイルマーク(羽根を抜いた後の突起状の模様)とハーフグレンジングの深みのある鮮やかな発色がより高級感を感じさせてくれます。 |
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スムースオーストリッチ:
オーストリッチの革からクイルマーク部分は約半分しかとれませんが、残ったクイルマークなしの部分をスムースオーストリッチと呼びます。
このように言うと余り革のようなネガティブイメージで捕らえられそうですが、その実、繊維強度は牛革より高く実用的且つ高級感のある製品として上級者には人気の素材です。もちろんクラインカルー社製の皮革であり、フルクイルマークのものと比較して大幅に安価である事も特長の一つとしてあげられます。 |
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ホーンバックナイルクロコダイル:
ホーンバッククロコダイルとは主にアフリカ大陸中部以南に生息するウロコの並びが特に美しいとされるナイルワニの頭部/背部に並んだ鱗骨を生かしてベリーカット(ハラ割り)されたインパクトの高い革です。
背部は外敵から身をまもるため荒々しくも整った鱗骨の列、頭部はクラウン(王冠)と呼ばれる美しく独特な造型を誇るテクスチャーが魅力です。
ナイルワニはレッドデータブックにて希少種に指定されていますがファニーのクロコダイルは南アフリカにて養殖されたものの中から1級の原皮のみを当社の最高熟練工(クラフトマン)が直接選別しております。
そしてエキゾチックレザーの仕上げにおいては国内随逸と言われるタンナーと1ロット毎に指定と改良を繰り返しながら専門の熟練工がデリケートに鱗骨の1枚1枚を手染めのベッキョ仕上げにて仕立てた、“作品”と呼んで差し支えない程の逸品です。 |
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ソルトウォータクロコダイル:
爬虫類のなかでも最大最強と言われるワニ類はエキゾチックレザーの世界でも王者としての地位を不動の物にしていますがファニーがリリースするクロコダイルは全ワニ類の中でも特に腹部のスクエア状の細かい鱗並びによって最高級とされるイリエワニ(ポロサス)を用いさらに最高品質の物のみを選別しホーンバッククロコダイル同様専門の熟練工が鱗の1枚に到るまで手染めハーフグレンジングに仕立てたエキゾチックレザーの“宝石”と呼ぶに相応しい革材です。
イリエワニはインド及びインドネシア外洋をわたってフィリピンオーストラリアまで分布することからソルトウォータークロコと呼ばれ、腹部の鱗が細かく美しい為スモールクロコとも呼ばれます。またヨーロッパの一流ブランドでは学名を略したポロサスとよばれる事も一般的で最高級ワニ革の代名詞となっているようです。 |
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ソルトウォータークロコダイルテール:
エキゾチックレザー最高のステイタスを誇るソルトウォータークロコダイルの尻尾部をクロコテールと呼んで区別しています。腹のスクエア状の鱗の並びを竹斑わきの丸い鱗の並びを玉斑と呼んでいますがテール部はスケールの大きな竹斑と考えて差し支えないでしょう。規則的で大きな鱗並びは迫力が在りおなじポロサスでも大幅に価格が低いのも人気の秘密です。 |
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アンティータ:
アント(蟻)イータ−(食べる)でアリクイと訳せますが、本当は東南アジア/アフリカに分布するセンザンコウの革で体の特長がアリクイに似ているため古くはアリクイ目に分類されていた名残りに乗っ取り、ややノスタルジックな呼び名を名乗っています。正しい英名はパンゴリンと可愛らしい名前で、松毬状に美しく並んだ鱗は何ものにも代え難い風情を持っていますが近年の密猟/乱獲によってほとんど入手することは不可能になりました。 |
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ダイアモンドパイソン:
タイ/ミャンマー産のアミメニシキヘビの革でその名のとおり背中の編み目のような規則正しい幾何学模様が最大の特長です。その美しさとサイズからヘビ革といえばダイアモンドパイソンと言っても過言では無い程世界中で愛され流通していますが、近年よいものが入手困難になりつつ在ります。ファニーではエキゾチックレザーのマスターピースとして安定した輸入ルートの確立につとめ常に1級の皮革のみを使用しています。 |
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ラトルスネーク:
日本名ではお馴染みのガラガラへビ(シンリンガラガラヘビ)はアメリカを代表する印象的なエキゾチックレザーでパイソンとは全く異なる笹の葉が折り重なって刺さっているような一種独特の美しい鱗と浮かび上がるような鱗紋を最大限生かすようにエキゾチックレザーにはあまり見られないナチュラルマットに仕上げました。
日本国内では北米産ラトルスネイクは全く流通しておらず当社バイヤーが直接現地にて選別/買い付けしていますが良いものは年々減少しているようです。 |
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ポインテッドスティングレイ:
アカエイ(ガルーシャ)の革を地染め、吹き付けの後とぎ出し、グレンジングにて仕上げるという手間ひまかけて仕上げています。1枚の革に一ヶ所のみ存在するスターポイントが美しく絶好のアクセントになっています。インドネシア産。年々価格の高騰化が進んでいます。 |
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連石スティングレイ:
サカタザメ(カイラゲ)の革を地染め、吹き付けの後とぎ出し、グレンジングにて仕上げるという手間ひまかけて仕上げています。サメといってもれっきとしたエイの仲間です。
ポインテッドスティングレイとは対照的に連々と連なるスターポイントが美しい素材です。エイ革は意外にも古来から日本の高級工芸材料としても馴染み深い物で名刀の柄の滑り止めが代表的な使用例としてあげられます。
シンガポール産。こちらもトレンドレザーとして世界的な流行を経験後一定の評価を確立し年々価格の高騰化が進んでいます。 |
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リザード:
東南アジア/中国南部に分布し最大で体長2.5mにも達するミズオオトカゲの革です。他の爬虫類とは比較にならない程の繊細で細かく規則正しい鱗のならびを持つ美しい固体を強調する為に、一級の皮革のみを使用してあえてリングマーク(輪状紋)を消してベリーカット(ハラ割り)のグレンジング仕上げで最大限シンプルに表現しています。 |
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リングマークリザード:
東南アジア/中国南部に分布し最大で体長2.5mにも達するミズオオトカゲの革です。鱗の繊細さ細やかさはそのままに生体のもつ自然な美しいリングマーク(輪状紋)を積極的に引き出してグレンジング仕上げで磨き揚げました。 |
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コードバン:
馬の臀部中心部の左右の表皮のしたに特別肌理細かく林立した皮下組織の層が存在します。この層はきめ細やかなだけで無く柔軟かつ極めて強靱であるという、まさに実用皮革の理想を顕現させたような組織でありホースハイドとはとくに区別してコードバン層と呼んでいます。
しかし1頭の馬から僅かしかえられず染織加工に大変手間のかかるコードバンは実用皮革の座を追われ一部嗜好品素材として細々と需要を繋いでおりましたが、近年高級素材としての高い可能性を見直されつつ在ります。
ファニーでは日本でも数社しか無いと言われる磨き製革を行えるタンナーに依頼し従来のコードバンのように顔料を重ね塗りする加工は行わず、丹念に水染めを施し、オイル仕上げ、グレンジングロウ引きをへてコードバンの本質に肉迫する魅力を引き出しました。 |
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アメリカンラティーゴレザー:
西部開拓時代にサンフランシスコの伝統的革製法で作られた高級革です。アメリカの過酷な風土に耐えうるべく生まれた革は、耐久性に優れており、オイルが染み込んだその質感は自然と風合いを増していきます。 |
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アメリカンブライドルレザー:
古くから英国で愛されている革で、じっくりロウ質のワックスを染み込ませ、チリホコリ、湿度などに強く優れています。高級馬具、カバンなどに用いられ、その伝統はアメリカにも伝えられました。磨き込む事によって出るツヤの美しさと、その質感をファニーの定番としても使用しています。 |
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