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SPIRITS

KUBOTA ATSUSHI窪田 敦司 インタビュー 07

気持ちの良い流れ、心地よく、流れるままに

職人としての円熟味と魅力を増す窪田氏。 最後に、今後の展望などについて尋ねると、氏らしい答えが返ってきた。

「このまま行きたいですね。変化なし。 無理なテンションのかかってないこの状態のまま、ずっと行きたいですね。

モノづくりだけど彫るだけというのはイヤだから、いろんなものを吸収したり、遊びに行ったりしながらね。 もう無茶な仕事の仕方できないし、かといってこういう仕事って体力も力も要るし、自分の大好きな自転車で体力をつけながら仕事していきたい。

そうそう自転車好きで、この歳になってもいまだ大好きなんです。 昔鈴鹿レースのひとつのカテゴリーで優勝したこともあるくらい好きです。

自転車は楽しい。 空気を汚さない。 資源を使わない。 煮詰まってきたら走る。 いつでも走れる。

いいんですよね、誰に気がねせずに走れる。 近所の人に不審な目で見られても走れる(笑)。 健康管理にも役立ってると思います。

真面目にやりはじめて20年。 昔はレースの鬼だったんですが、今はそんなことない。 さすがに最近は足が弱ってきたからレースは走れないですけどね。

技術的な展望としても、"流れるまま""成るようになれ"です。 野心とかはないですから求める気持ちもないけれど、なんとなくそういう方向へ行ってる。 僕の場合人生"がむしゃら"じゃなくて"流れるままに"です。

気持ちよく流れるままにやってきたから「窪田クラフト」になっちゃった。 だから"ボクの力じゃない。ご先祖様の力"。

血を吐くほど仕事した記憶も無いし、精神的には苦労した部分もあるかも知れないけど、それはやっぱり若い時の苦労じゃないですか。

なんとなく、心地よく流れて "こんなのになった"という感じでこれからも行きたいですね。」

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