プロのクラフトマンに至る道。

多くの偉大な職人がそうであるように、窪田氏も幾年もの修業を積んでプロのクラフトマンへと成長していった。氏の場合、ファニーにクラフトマンとして入社するまでの期間が特にその色彩が強い。

「はじめた頃は作品を友達と生田神社の境内や、フリーマーケットに出展するなどして売って、お金を得ていました。その頃はバリバリのウェスタンではなく、革手芸(ブローチ、小銭入れなど)をね。
友達が”ボクは仕事を取ってくる、キミは作る”といった役割分担を決めてやっていました。

そのうちファニーの仕事が入ってきた。
その頃はベルトがとても流行っていて、クラフトベルトを毎日作っていた。月に1度くらいは納品に行く友達について僕もファニーへ行って、マスターと話をしたり工場を見学したりしていましたね。

その頃ファニーの工場は僕にとってめずらしいものだらけで、それを嬉しそうにずっと見ていたら、マスターに”いつまでそんなことしてんねん。はよ帰って仕事してくれ”と怒られた事もありますよ。
”そんな殺生な、もっと見たいのに?”と思いながらすごすご退散したり(笑)。」


ファニーの仕事などを請け負いながら、営業力のある友人と三年ほどその体制で物作りを続けていた氏は、その後つき合いのあった大国町の革屋に就職し、革についてみっちり修業を行った。

そして二年ほど過ぎた26歳の時、マスターに腕を見込まれ、ヘッドハンティングされてファニーに入社。クラフトマンとして、後にはファニーの職人を統べる工場長としても活躍して行く事となった。

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